仲介手数料無料にできるのか

仲介手数料とは

不動産を買った時、仲介手数料というのが発生します。
不動産売買の仲介を不動産会社へ依頼するためにかかる成功報酬金額のことです。これは買主が、契約をした不動産会社へ手数料として支払うものです。

仲介手数料の上限は「宅地建物取引業法」により

仲介手数料 = （物件価格 × 3% + 6万円） + 消費税

と決められています。

例えば3,000万円の物件を購入した場合、仲介手数料は105万6千円（消費税10％含む）になります。これはかなりの金額ですね。

気になるのは、この仲介手数料を無料にできるのか？ということです。

結論としては

ネットに掲載されている物件のうち、6５％は無料にすることが可能

ということです。

その6５％の物件、どのように見分ければ良いのでしょうか？
見分けるポイントがあります。それは・・・

その物件をたくさんの不動産会社が広告しているかどうか

という点です。どういうことか？

建売住宅をお探しの方は、センチュリー２１やハウスドゥー、スーモやアットホームを見るとおもいます。すると、同じ物件なのに色々な不動産会社がそれぞれ広告しているのを見たことありませんか？

これは売主が建築した物件を、地元に強い地域の仲介会社が広告している為です。

そして、仲介会社は、お客様からご契約をいただくと、売主と買主の両方から仲介手数料をいただけるという仕組みになっています。

もし3,000万円の物件を販売した場合、仲介会社は
・売主から105万6千円
・買主から105万6千円を貰うことになります。

仲介会社というのは、この手数料で食べていっています。

しかしネットでは数社が同じ物件を広告しているため、お客様の取り合いです。
そこで、お客様を獲得する手段として仲介手数料の値引きや、無料に応じるところが増えています。仲介手数料は受け取っていい上限は決められていますが、必ず貰わなければいけないものではないからです。

よって、買主からいくら手数料をもらうかは各不動産会社で好きなように（あくまでも上限を超えない金額で）決めることができるのです。

新築戸建住宅が欲しいけれど、少しでも手数料を安くしたいという方は複数の不動産屋が広告している物件が狙い目です。

それは「飯田グループ」の新築建売です。
スーモなど検索サイトで「新築戸建」と検索した時、掲載件数が一番多い
会社です。
沖縄から北海道と全国で建築されていて、その年間販売数は日本一です。

飯田グループはいくつかの会社からできています。

・一建設
・タクトホーム
・アーネストワン
・アイディホーム
・東栄住宅　などなど。

各社、物件の仕様や価格に特徴があります。どういった特徴があるのか簡単に見ていきましょう。

１．一建設（はじめ建設）…２０２０年現在俳優の田中圭さんがCM出演中。２階にウォークインクローゼットがあったり、デザイナーズ風です。

２．タクトホーム　…外壁の色に特徴があります。少々無機質な家で、男性向きな配色（白、黒）の外壁が多いです。

３．アーネストワン　…地震の揺れに耐える「耐震性能」と、揺れを抑えて住宅へのダメージを軽減する「制震性能」を兼ね備えた建売住宅ブランド「QUIE」があります。アーネストワンについては以前記事を飯田グループアーネストワンの家は欠陥なのか？現役の不動産会社が正直に言います！書いていますので参照してください。

４．アイディ―ホーム　…HP等を確認すると、お手頃価格となっていますが特色があまり無い、出し切れていないような印象です。浜松店の物件の場合、屋根の色が茶色です。