今回もフラット35の話をします
以前の☟下記記事からの続きです
今回の記事を読めば・・・
どうしてフラット35は9割融資が基本で、10割融資の利用が少ないのか?
また実際のフラット35の融資事務手数料の明細等も確認して頂くことができ、フラット35についてより詳しく知ることができます。
フラット35の10割融資は何故主流にならないのか
フラット35は、9割以下融資が
基本になっているという話でしたね
ただフラット35、10割融資も
どの金融機関にも存在します!
従来は購入価格または建設費用の90%迄だった上限
が撤廃され「10割融資」も可能になりました。
いつから10割融資が可能に
なったのですか?
2014年の2月以降です
でも、なぜ10割融資は主流
になっていないの?
気になりますよね。大きな
理由が2つあります。
理由は・・・☟
フラット35、10割融資の金利が高い
フラット35融資率9割以下の金利と比べ、融資率9割超の金利は少し高く設定されています。
金利については、融資率9割以下の金利と比べ0.44%程度の差があります。その為9割融資のフラット35、残り1割を提携の金融機関の住宅ローンを利用した方が、結果的にはオトクになります!
ただ、この金利は取り扱う金融機関により異なりますので確認してください。またこの1割部分は変動金利になります!!←ここ大事
☟住宅金融支援機構のサイトより引用☟
フラット35の住宅ローン審査が厳しくなる!?
融資率9割以下のフラット35と違うのは、より慎重に審査される点です。結論から言うと住宅ローンの審査レベルが厳しくなります!
また、1度審査にだしてしまうと、その後に住宅ローンの審査が10割融資より難易度が落ちる9割融資に出し直しがききません。1回勝負です。
大事なんで、もう1度言います。
10割融資の審査に落ちたからと9割融資に変更してもう一度審査にだすこともできません。
このような理由があるんですね!
どうして審査が厳しいんだろう?
10割融資の審査が厳しいのは何故か
10割融資つまり自己資金¥0
ということですね。※一部融資不可な項目はある
以前は9割迄だったのに10割
借りれるなんて助かりますね
金融機関側としては心配も色々
あり審査が厳しくなるのです。
なかなか貯金も出来ないような先の見通しの甘い人なのではないか、将来的には返済に行き詰ま
り苦しくなる事態にならないかなどが心配されます。
その為、審査では・・・
こういうところがみられるポイントと言えそうです。
そのため10割融資の場合は審査が慎重になされ、厳しいのです。
だから金融機関では、あまりおすすめされないのが現状です。
将来的な返済能力がある人
長期的な返済能力がある人で
現時点では大金を用意するのが
難しいという人にとっては…
10割融資は有効に活用できる住宅ローンになりそうですね!!
事務手数料について
ここで「融資金額2300万円のフラット35」の明細を見てみましょう。
令和2年4月のものです
1枚目は融資金額2300万円のうち1割にあたる230万円分の融資金額諸費用明細となり、
融資事務手数料は5万600円です。
2枚目は融資金額2300万円のうち9割にあたる2070万円の融資金額諸費用明細となり、
融資事務手数料は44万5050円です。
2300万円借入の合計の融資事務手数料は49万5650円となります。
その位、事務手数料が
かかってくるんですね
ちなみに事務手数料もローン
に組み込むことができますよ
まとめ
購入額の100%をカバーできるフラット35の「10割融資」についてお話しました。
融資率9割以下のフラット35に比べて
① 金利の設定が高い
② 審査が厳しい
ことが、お分かり頂けたでしょうか。ご自身に合う融資かどうかをよく検討して
利用して頂きたいと思います。